宮古島(みやこじま)の北西に位置。
周囲約27㎞の伊良部(いらぶ)島は、2015(平成27)年1月、島民念願の伊良部大橋が開通。
隣の下地島空港に本土と結ぶ新たな航空路線が就航した効果もあり、利便性向上と共に観光客も急増。
新しいホテルも続々誕生し、のどかな島は、一躍人気観光地の島となった。
佐和田の浜
1771(明和8)年の明和の大津波で打ち上げられたといわれる大小の岩が印象的な海岸。「日本の渚100選」にも認定。
渡口の浜
白い砂浜が約800mにわたって続く天然ビーチ。透明度が高く、サラサラの細かい白砂が特徴。
伊良部大橋
宮古本島と伊良部島を結ぶ全長3540mの橋で、無料で渡れる橋としては日本一の長さを誇っている。
フナウサギバナタ
「船を見送る崖」という意味の展望台。西海岸公園・白鳥崎方面の美しい景観を望める。
伊良部大橋が開通する前まで島民の足になっていた高速船「うぷゆう」。うぷゆうとは漢字で「大世」と書き、「平和な世の中」を意味する。
建設中の伊良部大橋。手前が伊良部島。橋の下には航路が設けられ、中央部の長山水路は約27mの高さ。
開通した伊良部大橋。全線に車道と色分けされている1.25mの路肩があり徒歩でも渡れる。正式には「沖縄県道252号平良下地島空港線」という名称で、自動車専用道ではなく一般の県道だ。
宮古島側から見た伊良部大橋。橋全体と伊良部島を写真に収めるなら、この橋のたもとがおすすめだ。
伊良部大橋で一番高さがある長山水路の部分は、近くで見ると想像以上に勾配があり、ダイナミックな景観である。
明和の大津波によって流れ着いた大小無数の岩が点在し、独特の景観を作っている佐和田の浜。
下地島との境界付近の国仲入江(くになかいりえ)。透明度が高く美しい景観を見せる。
入江水道に浮かんだように見える「ホテルサウスアイランド」は、2012(平成24)年10月からNHKで放送された連続テレビ小説「純と愛」のロケ地でもあった。左側に見えている小さな橋を渡ると下地島だ。
ホテルの向かいには下地島が見える。ホテルの1階にはスーパーマーケットがあり、珍しい島の食材や土産物を買うことができ、島民だけでなく観光客にも人気。
フナウサギバナタから白鳥崎周辺までの一帯が西海岸公園として整備されている。佐和田の浜や渡口の浜とは全く違う岩礁地帯特有の光景が広がる。
西海岸公園の海岸沿いには遊歩道があり、ごつごつした岩場とエメラルドグリーンの美しい海、そして、緑の南国の植物との対比を楽しみながら岩礁地帯を散策してみよう。
フナウサギバナタから望む西海岸公園方面の景観も美しい。この中間あたりにシンビジがある。
島を一周している道路から見た牧山展望台。展望台が設けられている場所は標高約90mで、伊良部大橋を眼下に望む。
高速船「うぷゆう」と佐良浜港の桟橋。「ゆがふ」やカーフェリー「ゆうむつ」も就航していた。
高速カーフェリー「スーパーライナーはやて」。他に「はやて丸」「フェリーはやて」なども就航。
カツオの水揚げが盛んに行われている佐良浜漁港。(写真提供:S.ITO)
佐良浜漁港からは対岸の宮古島がよく見えている。(写真提供:S.ITO)
伊良部大橋から佐良浜の集落に向かう道路の左右には、沖縄特有の大きな墓が連なっている。
港に続く道を行くと、真正面にコンクリート造りの民家が立ち並ぶ集落に近づいていく。(写真提供:S.ITO)
集落の中は狭く急な坂道が続く。
沖縄は、台風やシロアリによる被害を防ぐため、鉄筋コンクリート造りの家屋が多いが、それは伊良部島でも同様。ただ、那覇などに見られる都会の街並みとはまた違う、独特の風景がそこにはある。
集落を歩いて巡るのもまた楽しい。(写真提供:S.ITO)
伊良部島の詳細については、私が取材、執筆した「週刊日本の島 38号」をお読みください。
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